松山産食材で特別給食 雄新中など4校 サザエや麦みそなど
創立70周年を迎えた愛媛県松山市土居田町の雄新中学校で25日、サザエや麦みそなど松山産食材で作った記念給食が提供され、全校生徒約700人が学校の歴史をかみしめた。
メニューは、松山産サザエ入り炊き込みご飯や松山産麦みそを使ったみそ汁、揚げた県産タイの切り身にみかんソースをかけたもの、県産のりと野菜の磯和え、包装に創立70周年を印字したのり、県産みかんのゼリー、牛乳の計7品。
3年生の教室では食べる前からご飯を大盛りにする生徒もおり、特別な給食を楽しんだ。男子生徒(15)は「いつもよりおいしくて昼からハッピー。炊き込みご飯の食感がこりこりして食べ応えがある」と笑顔。
保護者や前校長ら約40人も試食し、メニューを考案した1人、栄養教諭(59)は「農業や漁業に携わる人たちの努力にも気付いてもらえれば」と話した。
同校の給食を作る新玉調理場が担当の新玉小、味酒小、城西中もそれぞれ校舎新築、創立130周年、30周年の祝いが重なり、4校で計2800食の記念給食が提供された。